ガニオン監督作『Keiko』と『KAMATAKI 窯焚』上映!

2012/09/05 5:56 に Takako Miyahira が投稿   [ 2012/09/05 6:00 に更新しました ]
ボンジュール!

ボンジュール★ケベック!シネマウィークin沖縄では、映画『カラカラ』完成記念として、ケベック出身の映画監督クロード・ガニオンの過去作品を2本紹介します。

 9月15日14時上映の『Keiko』は、1979年に公開されると同時に、口コミが口コミを呼んで全国で大ヒットとなり、シンデレラ映画とも呼ばれた話題作。
  当時は珍しかった京都弁の使用、全編アドリブなど、リアリティに徹しながらも「日本人女性の曖昧な自我」を見事に描きだしたことが評価され、クロード・ガニオン監督は外国人としてはじめて日本監督協会の新人監督賞を獲得しました。
 昨今、日本を代表する若手映画監督岩井俊二氏も「この作品がなかったら、映画を撮ろうと思っていなかったかもしれない」と公言し、自身の作品『雨月物語』では『Keiko』へのオマージュを捧げたシーンもあるとか!現在活躍する日本のクリエイターに大きな衝撃を与えた作品でもあります。

 9月16日14時上映の『KAMATAKI-窯焚-』は、陶芸の里・滋賀県の信楽を舞台に、自殺未遂をおかしたカナダ人青年ケンと陶工の琢磨の心の交流を描いた物語。
 藤竜也、吉行和子といったベテラン俳優が脚本に惚れ込み実現した本作、宮平貴子も助監督という大役を担い、リサーチ段階〜プレゼンテーション作り〜撮影〜映画の仕上げ作業〜完成まで参加した作品です。


※写真は窯焚を行うクロード・ガニオン監督!

徹底したリアリティにこだわるガニオン監督は、原始的な穴窯で「炎」とともに自然釉の作品を作り上げる巨匠神崎紫峰氏の作品に心奪われ、実際にお弟子さんと共に10日間、お弟子さんが交代で不眠不休で8分ごとに薪をくべ続ける窯焚に参加しながら、脚本を書き続けました。

映画撮影にあたっては、主演の藤竜也、マット・スマイリー、リーサル・ウィルカーソンといった役者陣も実際の窯焚を経験して挑み、神崎紫峰氏に本物の窯焚をしていただき、その期間中に撮影を行いました。
 主人公ケンが一人で窯を見守るシーンでは、炎の神様の声が届いたのでしょうか、小さな炎がダンスし、ついには煙突から巨大な炎が吹き出す瞬間をカメラで捉えることができました。2005年のモントリオール世界映画祭で監督賞・観客賞・批評家賞・を含む史上初の5部門制覇を達成し、ベルリン国際映画祭キンダー部門審査員特別賞に輝いた『KAMATAKI-窯焚-』、沖縄では今回が初のスクリーン上映、そして両作品とも、クロード・ガニオン監督が登壇します。
ぜひこの機会に『Keiko』『KAMATAKI 窯焚』をご覧になって下さいね。

ボンジュール★ケベック シネマウィークin沖縄
プレゼンター
映画『カラカラ』プロデューサー
宮平貴子

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